人工膝関節について

人工膝関節(しつかんせつ)置換術とは

人工膝関節置換術では、変形性膝関節症や関節リウマチによって変形した膝関節の表面を取り除き、関節が滑らかに動くように正常の膝関節の表面に似た形に設計されたインプラントと呼ばれる部品に置き換えます。

インプラントは大腿骨部、脛骨部、膝蓋骨部の3つの部分から成っています。大腿骨部と脛骨部の本体は金属で出来ていますが、脛骨部の上面と膝蓋骨の表面はプラスチックでできていて、これが軟骨の代わりになります。

人工膝関節置換術

また変形性膝関節症に伴って生じたO脚も、手術の際に出来るだけまっすぐになる様に矯正します。

使用するインプラントは障害の程度によって異なります。障害の程度が比較的軽い場合は骨の表面だけを削って置き換えますが、膝関節の破壊が進み、障害が著しい場合には、擦り減った骨を補充するためなどに複雑な膝関節部品が必要になります。