人工股関節について

リハビリテーション

リハビリの目的

関節の安定を保つ役割を果たしている筋肉や腱は、動かさないとすぐに弱ってしまいます。
リハビリを行うことによって、筋肉を強くし、また、術後の拘縮(固まって動かしにくくなること)を防いで、早く日常生活へ復帰することができます。

開始時期

大体手術の当日〜2日目までにリハビリを開始します。

リハビリの種類

病室で・・・

  • ベッドの端に腰掛け、脚を下に垂らす
  • 歩行器を使った歩行訓練

リハビリ訓練室で・・

  • 平行棒を使った歩行訓練
  • 松葉杖、杖を使った歩行訓練
  • 階段を昇る訓練

リハビリのプログラム例

  • ベッド上で足に力を入れるなど簡単な運動
  • ベッドの上で上半身を起こす
  • ベッドの端に座る練習

この頃には、看護士や理学療法士の介助で車椅子に乗ったり、手洗いに行けるようになります。

リハビリ訓練室で本格的なリハビリ
arrow_down
平行棒を使った歩行訓練
arrow_down
歩行器を使った歩行訓練
arrow_down
杖を使った歩行訓練
arrow_down
階段を昇り降りする訓練

 

※術後直後の脱臼に注意※

手術後3週間は脱臼しやすい時期です。ベッドで体を動かす場合は必ず医師、看護士の指示に従いましょう。また、横向きになる時は、膝に大きな枕、布団を挟むと良いでしょう。