研修医と学生の皆様

研修システムの紹介

10人前後の病棟症例を担当します。その中には、各専門診の症例がまんべんなく当てられます。また、日中・夜間に初療を行なった外傷症例の担当にもなれます。

病棟体制は病棟医長・オーベン(病棟医は14~15名)の指導のもと、病歴聴取・診察所見/手技・画像診断・カルテ記載・治療方針の決定・治療指示・リハビリテーションオーダー・退院時期の判断の仕方・退院後外来などについて上級医と共に学びます。責任を持って治療の初めから最後まで携わる喜びは大きいものです。

整形外科の手術は他科と比較して非定型的な手術が多く、はじめは戸惑うことがあるかもしれません。担当症例の手術には必ず助手として入り、基本的な手技に加え、整形外科特有の手術器械・手技について学びます。

また救急外来の診療にも関わってもらい、急患・外傷の初期治療の対応・重要性についても学びます。

初期臨床研修プログラム

当院の特徴として初期臨床研修期間中に整形外科を最大で9か月間ローテートできる体制をとっています。

整形外科専門研修プログラム

当院では整形外科専門研修プログラムでの研修を行っており、初期臨床研修終了後の卒後3年目から整形外科専門医を取得する卒後7年目までの4年間に大学病院、当科関連病院で専門医が習得すべき整形外科の知識・技術を効率よく学ぶことができます。

整形外科後期研修プログラムにおいて必要とされる症例数は、年間新患数が500例、年間手術症例が40例と定められておりますが、基幹施設および連携施設全体において年間新患数60,000名以上、年間手術件数およそ13,000件の豊富な症例数を有する本研修プログラムでは必要症例数をはるかに上回る症例を経験することが可能です。また帝京大学整形外科主催の研究会であるカレントコンセプトへの参加(年4回)および同会での発表、 外部の学会での発表(年1回以上)と論文執筆(研修期間中1編以上)を行うことによって、各専門領域における臨床研究に深く関わりを持つことができます。本研修プログラム中に大学院への進学やサブスペシャリティ領域の研修も可能です。

コースのご案内

Aコース・Bコース・Cコースの3つのコースがあります。

[Aコース] 帝京大学にて初期臨床研修+後期臨床研修を行うコース
初期臨床研修は希望診療科を最大9カ月選択可能
後期研修医として帝京大学および、関連病院で専門研修を行い、その後大学助手として勤務
[Bコース] 他病院にて初期臨床研修終了した方のためのコース
後期研修医として帝京大学および、関連病院で専門研修を行い、その後大学助手として勤務
[Cコース] スキルアップコース(研修済み年数に応じて、より専門的な分野を学びたい先生のためのコース)
他病院にて専門医を取得した方のためのコースです。整形外科に勤務歴があっても構いません。整形外科病棟助手あるいは員外助手として勤務、特定の分野の症例を主に担当し専門分野のスキルアップを図ります。