研修医と学生の皆様

膝関節診

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スタッフ

中川匠(教授)
豊岡青海(講師)
新井規暁(大学院生、北海道のえにわ病院へ国内留学中)
大崎祐寿(助手)
増田 裕也(非常勤医師、ライオンズ整形外科クリニック)

帝京大学膝関節診の特徴

1.スポーツ外傷治療

帝京大学はスポーツが盛んです。ラグビー部やチアリーディング部、柔道部や駅伝部が有名で、帝京大学のスポーツ医科学センターが主にサポートしています。そのほかにも帝京大学の整形外科は西武ライオンズやFC東京もサポートしていて、膝関節周囲の手術や専門的な治療が必要な際には膝関節チームが担当します。帝京大学関係者だけでなく、多くのスポーツ愛好家やアスリートの治療を膝関節診で行っております。

前十字靭帯再建術
主に、最も良いと言われる膝蓋腱を用いて再建します。入院は5日程度、スポーツ復帰は約9か月です。
半月板手術
半月板は荷重を分散させる大事なクッションです。可能な限り温存して修復します。場合によっては骨切り術を追加します。半月の治療はとても技術を要するものですが、国内外に頻回に手術トレーニングに参加してその技術を磨いています。
軟骨手術
軟骨移植術、培養軟骨移植術などを行います。場合によっては骨切り術も併用します。
膝蓋骨脱臼に対する手術
膝蓋骨内側の靭帯の再建術や骨切り術を行なっています。
その他、膝周囲のスポーツ外傷は何でも行なっています。

2.重度外傷治療

帝京大学には外傷センターがあり、多くの重度外傷の患者が搬送されます。それらの患者さんの膝関節外傷も担当するために、膝関節周囲重度複合靭帯損傷の症例数は国内有数です。外傷センターの仲間と協力しながら、重度外傷患者の治療を担当しています。

複合靭帯損傷手術
早期に適切な診断、治療を行わないと重篤な後遺症を残します。特に、神経血管損傷を合併する可能性があり、外傷センターと協力して診断治療を行っています。多くの複合靭帯損傷や膝関節脱臼の治療経験があります。

3.ロボットを用いた人工関節手術

当院では全国に先駆けて人工関節用ロボットを導入し、全ての症例に使用しています。正確で安全なロボットは急速に広がっており、手術成績も向上しています。全国から毎週のように多くのロボット手術の見学者を受け入れ、国内外のフェローも受け入れています。教授の中川はNHKに出演して膝関節疾患の説明をすることが多く、全国から患者さんが訪れます。

人工膝関節全置換術
ロボットを用いて正確で安全な手術を行っています。患者個別の膝の形を再現して治療成績を向上させる取り組みをしています。
人工膝関節部分置換術
膝の内側の関節を置換することが多いですが、外側の関節やお皿の関節(膝蓋大腿関節)の置換、またはその組み合わせを行っています。患者の膝の病態に合わせてオーダーメイドな治療を行っています。
骨切り術
ナビゲーションを用いて正確にアライメントを再現するように手術しています。

膝関節に関するすべての手術をワンストップで治療する専門チームとして働いています。また、安全でより良い手術が行えるように研究を行い、その結果は国内外の学会や論文で発表しています。海外留学、国内留学も積極的に行なっています。どうぞ若い先生一緒に働いてみませんか?