
幸地 彬(非常勤)
中山 哲(大学院生)
古山 和樹(非常勤)
門屋 伶奈(非常勤)
水曜日午前・午後(完全予約制)
関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、強直性脊椎炎、脊椎関節炎、乾癬性関節炎、掌蹠膿疱症性骨関節炎、SAPHO症候群、痛風・偽痛風、その他の関節炎疾患
近年、さまざまな抗リウマチ薬の開発により、関節リウマチの治療は薬物療法が中心となり、整形外科医が薬物療法を担当する機会は以前より減少しています。一方で、関節痛を主訴として最初に受診する診療科は整形外科であることが多く、整形外科医が関節リウマチを適切に診断することは、早期診断・早期治療につなげるために重要です。
当リウマチ診では、関節炎疾患の診断能力の向上を重視し、身体診察、画像検査の読影、さらに関節超音波検査を積極的に活用しています。関節超音波は、関節炎の評価や早期診断、治療効果判定に有用であるだけでなく、医療従事者間での情報共有や患者さんへの病状説明にも役立つ検査です。
また、膠原病が疑われる症例や臓器障害を伴う症例では、膠原病内科をはじめとする関連診療科と緊密に連携し、適切な診療を行っています。膠原病内科とは2〜3か月ごとに合同カンファレンスを開催し、症例の共有や診療方針の検討を行っています。
メトトレキサートをはじめとする従来型合成抗リウマチ薬(csDMARDs)、生物学的製剤、JAK阻害薬などを用い、患者さん一人ひとりの病態に応じた治療を行っています。Treat to Target(T2T)の考え方に基づき、疾患活動性を適切に評価しながら、寛解または低疾患活動性の達成を目標とした治療を目指しています。
関節破壊や腱断裂などの構造的変化が進行した場合には、薬物療法のみで日常生活動作(ADL)の改善が得られないことがあります。そのような症例では、各部位の専門チームと連携し、人工関節置換術や関節形成術、腱再建術など、病態に応じた手術療法を実施しています。薬物療法と手術療法を適切に組み合わせることで、疼痛の軽減と機能改善を目指します。